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PCゲーム『マルコと銀河竜』感想

以前から気になっていた『マルコと銀河竜』というノベルゲームをやった。ギャルゲとかではなく全年齢向けなので、Steamなどで気軽に買って遊べる。

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このゲームは『ノラと皇女と野良猫ハート』というノベルゲームのスタッフが作っていて、かつカートゥーン的なアニメーションが多く使われることが特徴で、自分は『ノラとと』のファンなのでやろうと思った。

遊び始めてまずわかるのが、よくある「ノベルゲーム」を遊ぶつもりで起動すると初っ端から沢山のアニメの動画と、普通に喋ってるときのシーンもそれ専用のCGがふんだんに用意されていること。すごい、絵担当の人たち大変そう。アニメーションの感じは公式があげてる動画で様子みれますが、本当にカートゥーンっぽさがある。

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昔放送していた「Panty and Stocking with Gaterbelt」をちょっと連想する感じだった。

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こういう感じなのでわりとノベルゲーム初心者でも飽きずに進められそう。話の内容としては主人公が宇宙で活動する「盗人」で、今回地球に「宝物」を探しにやってくるという話。その宝物というのは、主人公の実の母親のことで、写真1枚を手がかりにやってくるという感じ。その道中で様々な銀河の生物に邪魔されるハチャメチャコメディーみたいな。

『ノラとと』のときからそうなのですが、結構めちゃくちゃなテンションのギャグが突然挿入されたり、かと思ったらシリアスになったりと笑いあり涙ありって感じで展開していて、たしかに同じスタッフだわって感じで進む。ギャグがあまりにハチャメチャなので人によっては合わないかもしれない。自分は好き。

笑顔で遊んでたら、終盤の展開で普通に涙ぐんでしまい(自分はこういうゲームやったりアニメみるとすぐ感情移入してしまう)、遊んでよかったなーと思った。どういう気持ちになったかというと、ゲーム内のセリフを引用すると、

アルコ「恋ではなく、愛でもなく、なんだろうね。この温かい気持ち」
アルコ「家族でもない。友情かな」

そういうことなんだよな(どういうこと?)

その他よかったところ

システム面の話になりますが、Steamで出して海外受けも最初から狙っているのか、字幕を2つ設定できる。Main TextとSub Text。それぞれ以下のように選ぶことができる。

  • Main Text: 日本語、英語、中国語、フランス語
  • Sub Text: 日本語、英語、中国語、フランス語、なし

これの何が良いかというと、音声は日本語ですが、字幕で「日本語字幕」「英語字幕」両方を同時に画面に表示させたりすることができる。あるいは、「英語字幕」と「フランス語字幕」とか。「英語字幕」のみとか。一回プレイして内容把握したあとは二週目英語字幕でやるとか、フランス語でやるとかしてついでに言語の勉強もできるかも???

わかってきたこと

このゲーム遊んでいて改めてわかってきたことがあって、それはオタクとしてどういう要素があるとこういうコンテンツが面白いと思えるのか。(少なくとも自分は)。

それは、

  • 「トラブル発生や鬱パート」より先に「なんでもない日常・平和パート」があること
  • 設定を詳細まで伝えすぎずに、プレイヤーに補完させる余地をあたえること

前者ですが、起承転結を大事にしようという話な気もするけど、こういうノベルゲームはよく深刻な問題があってそれを解消して終わりという流れになるのだが、そもそもキャラクターにたいして愛着を持ったり感情移入できてないと、よくわからないキャラが突然ピンチな状態にいても、「そっか~たいへんだ」と他人事になってしまう。まずは愛着をもたせることが大事だし、問題が起きたときの「平和だったときとの対比」をするためにもやっぱり先に日常パートが必要。『マルコと銀河竜』では中盤以降の明らかにピンチな状態でもどんどんギャグパートぶっこんでくるので不思議な感じだけど『ノラとと』チームの脚本の特徴という気もする。

後者はオモコロチャンネルというYouTubeのチャンネルで似たような話がされていて完全に共感できたので今回このゲームやったときも同じことを思った。アイドルマスターは自分はハマったことはないけど、どうやら「とりあえずアニメみてくれ」というわけではなく、自分の好きなキャラクターのいろいろな情報を自分で集めたり妄想で補完していくことでハマるというものらしい。
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今回のゲームは「銀河」規模の盗人の話で、銀河竜とか銀河警察とかなんかデカイ話題がどんどん登場するけどそこの説明は別にそこまで詳細にされていなかった。でもそれでも普通に成立していたし、遊びながら勝手に自分のほうで「こういうことなんだろうな」と補完したり、「このキャラはこういう気持ちだったんだろうな」と思ったりしながらプレイできた。自分もノベルゲーム制作に興味があるので、もし作るとしたらこのへん意識して作ると良いのだろうという気持ちになった(なんだかハードルが高そうだけど)。

ということで、興味でてきたひとはSteamとかで今買えるのでぜひどうぞ!(突然のPR)

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