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"すてにゃん" こと id:stefafafan のブログです

Nintendo Switchのゲーム「ひぐらしのなく頃に奉」ほぼほぼプレイし終えたのでアニメ版との違いや軽い感想を述べたりして、masawada Advent Calendarにこじつける

この記事は「masawada Advent Calendar 2021」の3日目の記事です。

adventar.org

昨日の担当は id:papix さんでした。飛行機の座席について勉強になりましたね (masawada Advent Calendarとは?)
papix.hatenadiary.jp

さて今回は自分が「ひぐらしのなく頃に奉」というNintendo Switchのゲームをほぼほぼクリアしたので、それについて、ひぐらしのアニメだけを見たと思われる id:masawada*1 向けに感想をお伝えします。

www.entergram.co.jp

全体の感想

  • 4000円で全編フルボイスなので、コスパがバグってます。すごすぎる
  • めちゃくちゃ時間かかるので、めちゃくちゃ暇はつぶせます。masawadaさんあまり暇じゃなさそうだが…
  • アニメ端折りまくってるので、まあ時間あるならいつかやってもよいかも。過去にひぐらしのゲームいろいろでてますが、これまでのゲームの全てのシナリオがSwitch版に入ってるのでこれだけでOK
  • アニメ版は基本的にキャラとか設定は固定で、「部活メンバー+大石刑事」みたいな感じですが、実際ゲームやると全然違うキャラたち、特に警察側の話がかなり深堀りされるので、世界観の解像度の高さが凄まじいです。竜騎士07さんすごいという気持ちになります

ひぐらしのなく頃に奉に含まれるシナリオごとの軽い感想

このへんにゲームのシナリオ一覧が載っています。
ひぐらしのなく頃に奉 オフィシャルサイト | 収録シナリオ

鬼隠し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 1-4話に対応)

今回のゲーム版だと最初の1周は確か強制的に鬼隠し編ではじまります。アニメでは4話程度で終わりですが、実は共通ルート序盤はずっと平和で、部活メンバーで楽しくゲームしたり弁当食べたりしていて、「なんだただのギャルゲじゃん」みたいな感じです。アニメは尺の問題があって爆速で不穏になってることがわかる。まあこのほのぼのパート、ひとによっては耐えられなさそうなので、賛否両論ありそうです。

アニメ版でも有名な、竜宮レナちゃんの「嘘だ!」とか怖い演出、ゲームでもちゃんと怖くて良いです。序盤のほのぼのパートとの対比もあって良い。

共通パート含めてなんだかんだ10時間くらいかかる気がする。これくらいの長さのシナリオが大量にあるので、そりゃ全クリ200時間近くかかるわなという状態。

また、鬼隠し編含め序盤いくつかのシナリオは、終わったあとに「お疲れ様会」というパートがあります。鬼隠し編終わったあとにこの「お疲れ様会」をプレイすると、部活メンバーのみんなとファミレスで打ち上げをして、そこでこの殺人事件は誰の仕業なんだろうね?人間なのか祟りなのか……みたいな話をみんなでするのでプレイヤー側としても「確かにどういうことなんだろうか?」と考える余地が与えられます。お疲れ様会は一切アニメ化されていないので、アニメ初見だと次々と不穏なパートが連続していて意味わからない気がします。

綿流し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 5-8話に対応)

アニメ版でも十分怖いシナリオですね。園崎魅音とか園崎詩音が登場する。ゲームでは鬼隠し編と同様に普通にシナリオそこそこ長いので、今話してるのが魅音なのか詩音なのか?ってなったり、拷問パートは描写が細かくてめっちゃ怖かったりします。前述したお疲れ様会をやったあとにみると、園崎家が連続殺人をやってるのか、はたまた、みたいなことを考えながらプレイすることになりますね。アニメだとどうしても見る側が推理するみたいな余地が少ない気がする。もちろん綿流し編のあともまたお疲れ様会があります。

祟殺し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 9-13話に対応)

沙都子の叔父がやってきて大変みたいな話。まあ他のシナリオたち同様に、アニメ版はストーリー爆速で進んでるな、くらいの感想。ゲームでは自分が主人公圭一目線なので、どういう思考をして「そうだ、あの人を殺そう!」となるのかがゲームのほうがより描かれてそうですね。

ちなみに不穏な展開(例えば主人公が狂って殺人しようとするときとか)はゲームでは、なんか蝉の音を加工したかのような嫌なBGMが鳴っていて良い感じの雰囲気出していて良いです。

染伝し編 (未アニメ化)

外伝的なシナリオで、登場人物が全然違います。主人公が「公由夏美」という女の子で、「公由」というのは、雛見沢村村長の苗字です。その女の子が雛見沢村から都会に引っ越して新しい学校で楽しく過ごすという話なのですが、雛見沢の人はそもそも村を離れるとオヤシロさまの祟りにあってしまうというのがあり……まあ事件が起きちゃうみたいな感じです。

「南井巴」というかっこいい女性の刑事が登場して、雛見沢の連続殺人事件の真相に迫っていくのですが、このキャラがめっちゃよくて、もしアニメ化してくれたらPSYCHO-PASSじゃないけどまあそういうかっこいい系の女性キャラになって良さそうだな~と勝手に思ってます。全然アニメ化する素振りはありませんが……。

盥回し編 (未アニメ化)

おなじみ部活メンバーのシナリオの一つだけどアニメ化はされていない。

鬼隠し編とかと一見近いのかな?と思ったら圭一くんが消極的で特になにも動かない場合どうなる……みたいな話。こういうことをやるとこうなるんだな、という、シュタゲのオカリンみたいな気持ちにはちょっとなるけど、めっちゃ面白いかというといまいちかも。アニメ化されていないのはそういう面もありそう。

憑落し編 (未アニメ化)

沙都子の叔父をどうにかしないといけない……というのをメンバー全員で協力して最悪の選択肢で始末してたら、色々あって最終的にみんな死にまくって誰も幸せにならない話。誰も幸せじゃない話いいですね。いいのか?

暇つぶし編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 14-15話に対応)

アニメ2話分って短いですね。赤坂と幼い頃の梨花ちゃんが出会う話。単純に赤坂ってかっこよいし、梨花と赤坂のカップリングっていいなって気持ちになりますね。赤梨花っていうらしい。

dic.pixiv.net

目明し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 16-21話に対応)

これは実は「綿流し編」の「解答編」の話なので、アニメ版では1期の中に入ってますが、どちらかというとアニメの「ひぐらし解」に入ってるほうが正しい感じなんですよね。まあどちらでも良いが……。

園崎魅音園崎詩音は双子なのでいつでも入れ替わることができるのですが、ゲームだと余計にいま中身どっちなんだ?って気持ちになるし、また、詩音が悟史という男性キャラに恋しすぎて狂ってるので、そのヤンデレみがめちゃくちゃゲームで味わえます。

また、このシナリオのEDテーマがたしか「you」で、旧作アニメではyouは一切流れませんが、ゲームでは詩音の悟史への想いを綴っているという文脈で曲が流れるので、なるほど~って気持ちになれます。

相変わらず人が死にまくる描写とかは、アニメより細かいので(演出的にはたいしたことはないけど文章は細かい)まあまあ怖いです。

昼壊し編 (アニメ版 ひぐらしのなく頃に礼 5話に対応)

息抜きギャグシナリオで、しょうもないのでアニメみるだけでも良いかもしれない。

強いて言うならば、圭一くんの「萌え」についての語りとか、「東方Project」の話をしているな~みたいなところはアニメでは削られていた記憶なのでちょっとおもしろいかもしれない。

影紡し編 (未アニメ化)

これも外伝で、染伝し編の「解答」という感じです。南井巴刑事の活躍が引き続きみられるし、イケメンの赤坂も登場するし最高。大石刑事もでますよ。んっふっふ~。なんで警察メンバーの話をアニメ化しないのか。うーむ。

罪滅し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に 22-26話に対応)

鬼隠し編にたいする「解答編」。竜宮レナ視点で鬼隠し編をプレイするみたいな雰囲気になって、レナの過去とかもわかるし、レナって「はぅ~!お持ち帰りぃ~!」とか言ってるけど、あれもみんなを心配させないようにそうしているだけであって、本当はとても鋭くてがんばってるんだなって気持ちになる。レナしか勝たん!って気持ちになって良い。アニメではレナ最高!って感じがちょっと薄いかもしれない。あと圭一くんの過去の罪なども語られて圭一くんは一切信用できなくなる。

皆殺し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に解 6-13話に対応)

祟殺し編にたいする「解答編」で色々な謎が解答されますね。鬼隠し編とか序盤の話よりはアニメ版もちゃんと尺を使っていてマシになっている気がする。

アニメで言ってたか覚えていないけど、これまでのシナリオで絶対誰かが気が狂うとか、絶対にこのキャラは死ぬとか、毎年誰かが祟りにあうという設定とかのことを「ルールX・Y・Z」と紹介していて、これらのルールがなぜ存在するのか、どうやると運命に打ち勝てるのか、みたいな話が最初にされる。このどうしようもないみたいな状態から徐々に現状打破していくのが、ゲームのほうがアニメよりはずっと尺は長いし絶望感が高い中なので嬉しさも高い気がする。

まあ結局皆殺し編は別にグッドエンドにはならなかったがな……

宵越し編 (未アニメ化)

再び外伝的な話。雛見沢村が大災害にあった20年以上あとの話で、記者が「美雪」という女性キャラと雛見沢村へ向かい、そこで謎のおばあさん「園崎魅音」と出会うみたいな話。美雪は実は赤坂の娘さんなのですね~。

全然違う切り口でひぐらしのなく頃にが展開されて、はえ~そういう話もあるんやなって気持ちになって、世界観の解像度がまた深まってよいです。

解々し編 (未アニメ化)

これも外伝的な話で、染伝し編や影紡し編に登場していた南井巴刑事がめっちゃ登場します。彼女がまた雛見沢村のことや、竜宮レナのことを調べたりするみたいな話。

南井巴は最高なので警察側の話アニメ化しろよ

祭囃し編 (アニメ版ひぐらしのなく頃に解 14-24話に対応)

旧作アニメ版はこれでめでたくおしまいって感じですね。ゲームでも確かに、これで一旦めでたしめでたしという感じではあるが、実はこのあとも沢山シナリオが残っている。

あとそういえばゲーム版では、自分が羽入みたいな目線になって、「カケラ紡ぎ」をめっちゃ行います。とにかく色々な時代の断片的な話をめちゃくちゃ見ることになる。自動的に祭囃し編にいけるわけではなく、敵側の話、サブキャラの話、政治家の話、色々の話をつまんでいって全容を把握していきます。それらのかけらをパズルみたいに積み立ててようやく祭囃し編とかにいけるというわけですね。アニメではそういうのはまあないですね。

澪尽し編・表 (未アニメ化)

祭囃し編で終わりじゃんと思ったら、終わってないんだよな、こっちがTRUE ENDなんだよなみたいな状態。今回は羽入はいないので、梨花と部活メンバーのみんなでがんばろうという感じで、この話も仲間との絆とかのテーマを考えると重要だけどアニメ化されていない。アニメでは羽入って結局なんなの?ってなってるような気もする。

澪尽し編・裏 (未アニメ化)

これは外伝の南井巴刑事側の話のTRUE ENDみたいな感じ。警察側が総動員して盛り上がる話でアツくて普通におもしろい。アニメにしろや

賽殺し編 (アニメ版 ひぐらしのなく頃に礼 2話に対応)

アニメ版みればほぼほぼ一緒なのでゲームあまりやらなくても良いかも。雛見沢村のダム計画が実際に実施されるカケラですべてが違う世界の話。

言祝し編 (未アニメ化)

大昔の羽入の過去の話で、昔話みたいなところからはじまって、そのへんのバックグラウンド的なものがわかって良い。羽入が何者なのかもわかる。

羞晒し編 (アニメ版 ひぐらしのなく頃に礼 1話に対応)

ギャグ回、これもアニメみればいいじゃんという感じ。

まだやっていない

いろいろあるね~そろそろプレイし終えたい。

いかがでしたか?

ひぐらしのなく頃に、面白いですね。そういえばこれmasawada Advent Calendarなのでした。
明日は mazco さんの担当だそうです。よろしくおねがいします!

*1:会社Slackを「from:masawada ひぐらし」で検索すると、2020年10月頃にひぐらし旧作アニメを見終わってそうだった